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存在価値を問われる理由NEWS

人があなたに対して、あなたの存在価値(すなわち貢献価値)を問う理由は何でしょう?問うと言うよりは、「要求する」と言った方が、良いかもしれません。

それは、人があなたを利用したいからです。
誰かがあなたに対して、「存在価値のある人になりなさい」と言った時、その人はあなたに対して、「私の役に立つ人になりなさい」と言っていることになります。
直接その人に対して役に立つわけで無くても、世間の誰かの役に立つことを要求しているかもしれません。

職場であれば、良い仕事をして業績を上げることが、その職場に対して貢献することになります。
学校であれば、良い成績を取ることが、その学校に対して貢献することになります。
「貢献する人」すなわち、「存在価値のある人」です。

もちろん、他者に貢献することは、良いことです。何より、その「貢献する人」が所属する社会のためになることではありますし、貢献している本人にとっても、何よりも「自分が承認されている」という感覚を得ることで、自信を持つことになります。つまり、自分も良くなれば、それだけ社会も良くなります。

また、社会に所属する人一人一人が貢献しようと努力することで、社会全体が底上げされるように良くなるという、見方もあります。

ただ問題は、「自分」に対する評価を、「人(他人)」に預けすぎてしまうと言うことです。
自分に対する評価、すなわち自己肯定感を他人基準にし過ぎると、他人の目によってしか、自分を評価できなくなってしまいます。
つまり、他人に依存することになってしまいます。

確かに客観的な視点という物は、大切です。
しかしそれは、「公正な基準」として他人の視点が機能している場合に限ることです。

人は必ずしも、あなたに対して公正なわけではありません。
時には、あなたを利用したり、自分の地位を安定化させるために、わざとあなたを貶めることもあります。
人はあなたに、いろいろと言うかもしれませんが、あなたに対して責任をとってくれるわけではありません。

人があなたを利用するために使う一番有効な手段。それは、あなたの存在価値を問うことです。
しかしそれは、あなたの「貢献価値」を問われているだけであって、あなたの「存在」そのものを問われているわけではありません。
あなたはあなたの「自己肯定感」を、しっかりと持ち続けることが大切なのです。

存在価値を問われる理由

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