NEWS自分の人生を生きよう
タイトルを見て、「なんだ、当たり前のことじゃないか？」と思う人も多いと思います。
でも、今の世の中、すべての物事を自分の思い通りに進める事の出来ている人は、むしろ少ないと思います。今の世の中でなくても、人間は、昔から「ままならない」人生を歩んできているのかもしれませんが。
前回の記事で、「スーパーマンにならなくても良い」という、お話をしました。
「スーパーマン」になろうとすることは、取りも直さず、自分の人生を「生きない」生き方の、典型の一つです。
つまり、自分ではなくて、誰か他の人や社会のために、実力以上の力を発揮すると言うことですから。
そんな生き方の典型例は、繰り返し放送されるテレビのドラマやＣＭ等の中に出てきたりします。
会社では社員の先頭に立って、どんどん仕事をこなして、次々に新しい製品やサービスを提案して。家庭では、良き父や母になって、子育てをしたり、家族団らんを演出したり。
そしてまた地域社会では、地域のために積極的に奉仕したり･･･。そんな「理想的な人（すなわち「スーパーマン」）」が、数多く登場します。
すなわち、こう言う人たちが、現代の「理想的な人」というわけですね。
確かにそう言う人は、素晴らしいです。
でも、そんな人を見ていて、何か「疲れ」のような物を感じませんか？何時でも何処でも、そして誰にでも。全力で走っていないといけないような、そんな「疲れ」のような物が見えてしまいます。
ともすれば、趣味や遊びの中でさえも、世間的な「映え」を意識してしまう、そういった傾向もあったりします。
何故「疲れ」てしまうのか？
それは、そういう「理想的な自分像」を、「演出」しているからです。つまり、本当の「自分」ではなくて、周囲から求められている「自分」。そう、演技している「自分」だからです。
つまり、「本当の自分」ではありません。
言わば、自分の人生を生きていないことになります。
まあ、そういった人物は、言わば虚構の世界の話であって、現実にそんな人はいない･･･。
と思っていれば、問題はありません。
しかし、その「スーパーマン」が「現代人の標準」であって、そう振る舞わないといけないと思ってしまうと、それは辛くなってしまいます。
「スーパーマン」でない「自分」が、ひどく不甲斐ない者に見えてしまいます。
自分意外の「誰か」に自分を合わせようとしてしまうと、どうしても無理が出てしまいます。
疲れずに生きていくためには、「無理をしない」事が大切です。
そのためには、「標準的な誰か」ではなく、「自分」を基準にした生き方をする必要があります。
つまり、「自分の人生を生きる」と言うことです。
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