避けるべき情報とは？
前回の最後に、「あなたの不安を利用して、あなたを陥れようとする情報には、気をつけてください。」というお話をしました。
そのような情報とは、すなわち「デマ」です。
デマは、もちろん避けるべき情報です。
それ自体がウソで、あなたを陥れようとしたり、支配しようとする情報だからです。
しかしデマは、非常に巧みに作られているので、うっかりすると「本当の情報か？」と、信用してしまいます。
どうやって、「デマ」と真実の情報を見分ければ良いのでしょうか？
すなわち「デマ」とは、「煽っている」情報です。
不安な気持ちを煽っている情報が、「デマ」です。
「こんなことが起きたらどうしよう」という気持ちを起させるのが、「デマ」です。
一番典型的なのは、「脅している」情報です。
「○○なことになると、××になるぞ！」的な情報ですね。
「ハワイの火山が噴火すると、数日後に富士山も噴火するぞ」、みたいな情報ですね。
他にも、「○○が起きた、大変だ！」という言い方もあります。
大きな地震が発生したときに、「動物園からライオンが逃げたぞ！」という情報が広まった、といったのが、典型的な例です。
直接脅していなくても、不安につながる情報を流しているのも「デマ」です。
例えば、「テレビのお天気カメラで、富士山から煙が出ている映像が映っているのが見えた。」みたいな物です。
デマ情報を流す人は、他人を自分に依存させよう、他人を支配しようとしている人です。
つまり間違った情報を流して、他人を不安に陥れてから、自分だけを信用させようとしているのです
。
中には悪戯で流されるデマもありますが、それでも他人を不安に陥れて扇動しようとする気持ちには、変わりありません。
つまり、「デマ」には、何らかの「意図」が隠されています。
さらに、誰かに対して、異常に都合が良くなるような（反対に悪くなるような）情報も、気をつけなければなりません。
何らかの「意図」があって、誰かを陥れようとしている情報だからです。
人を不安にさせるような情報は、得てして「デマ」であると見て、間違いはありません。
そして情報の中に、何らかの「意図」が隠されているような情報。それが「デマ」です。
沢山の情報が流れてくる中で、一番「煽っていない」「脅していない」「人を不安に指せようとしていない」情報が、すなわち「信じるべき情報」です。
